日本の夏を象徴する「浴衣」。その美しさや涼しげな見た目から、夏祭りや花火大会に着て行きたいと思う女性も多いことでしょう。
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このページでは、浴衣のすべてがわかる内容をお届けします。
浴衣とは 〜基礎知識〜
浴衣とは
浴衣は、もともと「湯帷子(ゆかたびら)」という着物から誕生したとされています。湯帷子とは、昔、入浴する際に着用していた麻や木綿素材の着物のことです。
江戸時代には木綿の浴衣が普及し、夏の部屋着や外出着として親しまれるようになりました。
現代では、夏祭りや花火大会、温泉地でのリラックスウェアとして広く使われています。軽やかな素材やカラフルな柄が特徴で、日本の季節感や伝統を体現するファッションアイテムの一つとなりました。
浴衣と着物の違い
浴衣は、着物の種類のうちの一つとしても考えられるのですが、俗にいう「着物」とは少しジャンルが違うようにも思います。
浴衣と着物の違いについては、詳しく別の記事まとめてみたので、気になる方はチェックしてみてください。
浴衣の選び方
浴衣の選び方のポイントとして、「サイズ選び」と「デザイン」に注目してみましょう。
浴衣のサイズ選び
浴衣は洋服よりもサイズの調整がしやすいのが魅力です。
基本的には、「身丈=身長(cm)」に合わせてサイズを選ぶといいでしょう。ただし、おはしょりと呼ばれる折り返し部分があるので、自分の身長の前後5cm程度なら調節が可能です。
また、プレタ着物と呼ばれる、すでに仕立て上がっている既製和服は、「L・M・S」といった洋服と同じように選ぶことができますよ。
浴衣のサイズの詳しい解説は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
浴衣の色や柄
浴衣の色や柄からお気に入りのアイテムを見つけるのもおすすめです!
色の持つイメージも参考にしてみてくださいね。
- 赤やピンク:可愛らしい、愛情、美容
- 黄色やオレンジ:明るく元気、幸福感
- 青や紺色:落ち着き、清涼感
- 水色や緑:爽やか、透明感
- 紫:高貴、セクシー、華麗
- 黒:クール、高級、威厳
- 白:清潔、純粋、平和
かわいい浴衣が揃っている通販サイトをまとめてみました!
キャラクターとのコラボ浴衣も人気です。しまむらのディズニー浴衣が個人的には気になっています!
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浴衣を着てみよう!〜必要なもの・着付け〜
浴衣を着るときに必要なもの
浴衣の着付けで、最低限用意したほうがいい必要なものは、以下の4つです。
- 浴衣
- 帯
- 下駄
- 腰紐(できれば2本)
詳しい小物の解説は、こちらの記事をご確認ください。
浴衣の着付け
それでは、実際に浴衣を着ていきましょう!
- STEP1補正する
体を寸胴体型に近づけるように補正をします。
- STEP2浴衣を羽織る
背中心をあわせます。
- STEP3裾の長さを決める
裾はくるぶしにかかるくらいの長さです。右前に見頃を合わせます。
- STEP4腰紐を結ぶ
裾が下がらないように、ウエストの位置で腰紐を結びます。
- STEP5おはしょりを整える
ウエスト部分の余った生地が二重になった部分を「おはしょり」といいます。
- STEP6衿を合わせる
衿が合わさるところは、鎖骨の間(のどのくぼみ)のあたりが目安です。胸紐や伊達締めで衿が崩れないように抑えるとGOOD!
- STEP7完成
あとは、好きな帯結びをしてください!
\詳しい手順を画像付きで紹介/
衿合わせに注意!
衿合わせは、相手から見て右身頃が上になります!
浴衣のコーディネート
帯は「半幅帯」か「兵児帯」
浴衣は着物の中でもカジュアルな位置付けです。帯もカジュアルな「半幅帯」や「兵児帯」を合わせましょう。
帯結びは好みのデザインを選ぼう!
帯結びは好きなデザインを選んで、個性をだしてみてはいかがでしょうか?
個人的に一番簡単に結べるカルタ結びについて、記事にまとめたのでチェックしてみてくださいね!
その他 6種類の帯結びを動画で紹介!
最近は、ふんわりボリューミーな帯結びも人気です。
帯留めなどの小物もチェック!
帯留めは、洋服でいうベルトのバックルのようなアイテムです。
可愛くておしゃれなデザインがたくさんあるので、コーディネートのポイントとしてもおすすめ!
浴衣のお手入れ方法
夏に着る浴衣は汗が染みやすいですよね。
洗濯は、できれば手洗いがおすすめです。中には洗濯機で洗えるものもあるので、洗濯絵表示を確認してみてくださいね。
浴衣のたたみ方は、こちらの動画を参考にしてくださいね!
浴衣のおすすめ着用シーン
私は京都が大好きで、着物を持参して旅行に行ったこともあります!京都嵐山のレンタル着物ショプを厳選してみたので、もしよかったら浴衣レンタルも調べてみてください。
地元の大きな花火大会に、おばあちゃんと浴衣で見に行ったこともあります!
【FAQ】浴衣に関するよくある質問
Q.浴衣の下にパンツは履いていい?
結論、パンツを履いてOKです!履いてください!
昔はパンツを履いていなかったので、「浴衣の下にパンツを履かない」という風潮がありますが、浴衣は透けやすいし捲れやすいのでパンツを履きましょう!
Q.透けないインターのおすすめは?
透けやすい浴衣には、ベージュに近い色合いのインナーがおすすめです。首回りが広いものがいいと思います。
私が愛用している商品は、↓この記事から購入できます。
動画で詳しく紹介しているので、もしお時間あればご覧ください。
Q.衿合わせの「右前」「左前」ってなに?
実は、浴衣の衿の重なりによっては、死装束と指摘されてしまうかもしれません!
↑このような重なりになる「右前」が、浴衣を着るときの一般的な衿合わせのマナーとされています。
浴衣仲間にシェアしよう!
浴衣とはなんぞや、という基本的なことから、初心者向けに浴衣の着方などを解説しました。
ぜひ、この夏の思い出に、浴衣をたくさん着ていただけたらと思います!
浴衣に関する質問があれば、お気軽に「着物きりん。」の無料オープンチャットにコメントしてくださいね。
浴衣のお写真もお待ちしてます!
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ちなみに、私は普段 WEBライター のお仕事をしているので、コラム制作のご依頼もお待ちしてます!