たった3分ほどで結べる「カルタ結び」。なんと、結び目なし!
浴衣やカジュアルな着物の装いにぴったりの帯結びです。
今回は、カルタ結びの結び方やアレンジ、緩まないためのポイントをご紹介します!
カルタ結びとは?
カルタ結びとは、カルタを重ねたようなぺたんこの帯結びです。椅子に座ったり横になったりしても、帯結びが邪魔にならずに楽に過ごせます。
また、ギュッと縛ったりするような結び方ではないので、帯を傷める心配もありません。
「洋服感覚で着物を楽しみたい!」
「簡単にできる帯結びがしたい」
という方におすすめの帯結びです。
カルタ結びに使う帯は「半幅帯」
着物の帯には、大きく分けて「半幅帯・名古屋帯・袋帯」の3つの種類があります。
その中でも、カルタ結びには半幅帯が適しています。
半幅帯は、その名の通り帯の幅が狭い帯です。帯幅は約16㎝で、帯の長さは3m60㎝前後のものが多くなっています。
柄が全体に施されている全通柄が一般的で、裏表両方を使えるリバーシブルの半幅帯が人気です。
カルタ結びの結び方
カルタ結びの手順をご紹介します。
画像だといまいちイメージが湧かない方は、動画も参考にしてみてくださいね。
手順①:裏面を向けて長さを決める
帯の裏(今回は猫柄)が外側になるように、お腹の真ん中から下ろします。
膝からくるぶしの間に帯の端が来るようにします。
手順②:胴に巻き付ける
お腹に帯を巻きつけます。
下ろした帯の長さが変わらないように、お腹の位置で90度に曲げて体に巻きつけます。
手順③:2~3周巻いたら引き締める
帯の長さによって巻きつける回数は変えてください。
90度に曲げた折り目と、巻きつけた帯を掴んで引き締めます。
手順④:下ろしている帯を、胴に巻いた帯の一番下に通す
下ろしていた帯を、帯と伊達締めの間に上から下に通します。
緩みのないようにしてください。
手順⑤:胴に巻いた帯の端を折りたたむ
横に出ている帯をくるくると折りたたみます。
折りたたむ幅は、帯幅よりも少し長めがおすすめ。
安定感があり、ほどけにくくなります。
手順⑥:垂れている帯の端を、帯の一番内側に通す
下から出ている帯の端を、上から下に帯の一番内側に通します。
完成
カルタ結びの完成です!
下から出ている帯の端を内側に折り込んでも◯。
すっきりとした印象になります。
カルタ結びのアレンジ
リバーシブルの帯であれば、表裏を自由にデザインできます。
平面的な帯結びなので、柄が違うだけで印象がグッと変わりますね。
緩みにくくなるコツ
カルタ結びは、結び目のない帯結びです。帯の素材や締め具合によっては、だんだん緩んできてしまうこともあります。
そんなときには、胴に巻いた帯を抑えるようにベルトや帯締めをするのがおすすめ!
帯に合わせてコーディネートしてみてください。
\カルタ結び用半幅帯はこちら/
\帯締めもおすすめ/
シンプルなカルタ結びは日常使いにおすすめ!
ぺたんこなカルタ結びは、浴衣でのおでかけや普段着物にぴったりです。
結ばないので初心者でも簡単に結べますよ!
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