足袋(たび)には、着物版の靴下のような役割があります。
成人式や結婚式の着物で、はじめて足袋を履く人にもわかりやすく「足袋の履き方」もご紹介!
普段使いにもおすすめのかわいい足袋ソックスもピックアップしたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
足袋とは
足袋(たび)とは靴下のように素足に直接履く、日本の伝統的な履物です。着物には靴ではなく、草履や下駄を履くことが多いので、足袋は鼻緒に指を引っ掛けられるように親指が分かれています。着物の礼装では、白足袋が基本。
浴衣の下駄は素足で履くこともありますが、着物の草履には足袋を着用した状態で履くことがほとんどです。
ちなみに、つま先が二股に分かれていて親指が入る側を「内甲(うちこう)」、親指以外の4本の指が入る側を「外甲(そとこう)」といいます。
足首は「小鉤(こはぜ)」と呼ばれる金具を「掛け糸」に掛けて足に固定します。着物に合わせる大人用の足袋の場合、こはぜの数は4枚か5枚が一般的です。
足袋の履き方
日常的に靴下を履くことが多い現代において、足袋の履き方がわからない方もいるでしょう。
足袋の履き方と、快適に過ごすためのポイントを紹介します。
①自分の足にあったサイズを選ぶ
自分の足のサイズに合った足袋を履きましょう。足袋は綿素材のキャラコやブロードがメインで靴下ほど伸縮性がありません。サイズが合わないと、指の間(鼻緒部分)に痛みを感じやすくなります。
最近は、見た目は普通の足袋でもポリエステルやナイロンなど、ストレッチ素材の足袋もあるのでチェックしてみてください。
②足袋は着物を着る前に履く
着物を着たあとに足袋を履くのは意外と大変です。
着付け後は帯が邪魔をして上半身を曲げにくく、袖が邪魔になり、足袋を履く体勢をとると着崩れの原因にもなります。着付けの最初に履いておくことがおすすめです。
足袋のつま先部分を裏返すと履きやすくなります。
③こはぜを留める
こはぜは、掛け糸へ下から順番に通していきます。
掛け糸は縦に2本付いていることが多く、基本的には外側の掛け糸を使います。
留めにくい場合やきついと感じる時は内側に掛けましょう。
おすすめの足袋ソックス
カジュアルに着物を楽しむなら、安くてかわいい足袋ソックスがおすすめです。
私が愛用しているのは、「tutu anna」の足袋ソックス!
デザインももちろん可愛いですし、機能性も抜群で楽に履けますよ。
買っちゃった🥰 pic.twitter.com/YnqgimFB4U
— 着物きりん。 くみ (@kimono_kirin) May 17, 2022
※掲載当時の情報です。最新情報は公式サイトを確認してください。
浴衣で足が痛くなったときのために、足袋ソックスを持っておいてもいいと思います!
おすすめ!白足袋ソックス
白・ピンク・サンド・グレーの4色展開で、肌にあたる部分は綿100%を実現した「こだわりの綿シリーズ」。
はき口は、ゆったり仕様なので、締め付けが苦手な方にもおすすめです。足袋っぽく履きたいなら白を選んでみてくださいね♪
3足組の足袋ソックス
吸水速乾!サラッと涼しい2本指カバーソックス。かかと内側には滑り止めがついていて脱げにくいのもポイント!
浴衣で足が痛くなった時の緊急用に持っておいてもいいアイテムです。下駄は素足で履くことが多いですが、鼻緒が擦れてケガをしてしまったときに使ってみてください。
浴衣に合わせたいレース足袋
夏着物、浴衣にぴったりのレース足袋ソックス。3足組なので洗い替えのストックにも便利です。
まとめ
着物を着るとき、正式な場では白い足袋を履くことがマナーです。
絹や綿、化繊の足袋を履くと、靴下とはまた違った足元が引き締まる印象を感じます。
白い足袋は汚れも目立ちやすくて普段着に履くのがはばかられるのであれば、足袋ソックスもおすすめですよ!
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