振袖や着物を着ると、華やかで特別な気分になりますよね。今日は、着物姿でトイレを利用する手順をご説明します。
とくに成人式や結婚式などに着物を着るときは、長い袖(そで)や裾(すそ)が汚れないように気を付けないといけません。
振袖や着物を着たままトイレを利用する際のポイントや手順を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください!
振袖でのトイレ問題とは?
成人式や結婚式で振袖を着る際、トイレの利用に悩む人は多いです。
長い袖や帯のボリュームが動きを制限し、袖が床についたり、帯が崩れたりするリスクがあります。
特に、無理に動かすと着崩れしやすく、トイレ後の調整が大変になることも。
また、汚れを防ぐ工夫も必要です。
レンタル着物や振袖は、汚してしまうとクリーニング費用がかかる場合もあります。
正しい手順を知ることで、着崩れや汚れを防ぎながらスムーズにトイレを済ませることが可能です。
振袖や着物でのトイレ手順
振袖や着物の袖や裾を汚さず、着崩れを防ぐ正しいトイレの手順は、次のとおり。
それぞれのポイントを詳しく説明します。
①袖(そで)を軽く結ぶ
振袖の袖は特に長いため、床につかないよう軽く結ぶのがおすすめです。
帯の前でゆるく結ぶと動きやすくなり、汚れも防げます。
着物や浴衣の場合は、クリップで袖の端を帯に留める方法も便利です。
帯締めに挟むのもおすすめで、簡単に固定できます。
シワにならないよう、強く結びすぎないようにしましょう。
②裾(すそ)を上から順にそっとめくる
振袖でトイレを利用する際は、裾は上から「振袖(着物)→長襦袢→裾よけ(肌着)」の順にめくることで、着崩れを防ぎやすくなります。
めくる際は、両手で裾を左右に分けながら、外側から順にめくり上げましょう。
無理に引っ張ると着崩れの原因になるため、ゆっくり丁寧にめくるのがポイントです。
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③裾を帯の高さまで捲り上げる
裾をめくったら、帯の高さまでしっかり持ち上げることが大切です。
裾が中途半端な位置だと、動きづらく着崩れの原因になります。
捲り上げる際は、両手で左右均等に持ち上げ、裾を脇や帯に軽く挟んで固定しましょう。
クリップを使うとさらに便利です。
無理に引っ張らず、丁寧に整えながら捲り上げてください。
④裾を順番に下ろして戻す
トイレを済ませたら、めくった裾を逆の手順で戻します。
「裾よけ(肌着)→長襦袢→振袖」の順に、ゆっくりと丁寧に下ろしましょう。
このとき、布がねじれたり、重なりが乱れたりしないよう左右のバランスを確認しながら整えるのがポイントです。
⑤袖やおはしょりを整える
最後に、鏡で全身をチェックし、袖やおはしょりの乱れを整えましょう。
おはしょりがめくれていたら、手で軽く押さえて整えます。
袖は、結んだり留めたりしていた場合は元の位置に戻し、シワがないか確認しましょう。
後ろ姿も忘れずにチェックしてください。
着崩れを防ぐためにも、細かい部分までしっかりチェックすることが大切です。
振袖や着物を汚さないための注意点
振袖や着物でのトイレは、汚れを防ぐ工夫が大切です。
まずは、できるだけ広く清潔な洋式トイレを選ぶようにしましょう。
狭い個室では動きにくく、袖や裾が床についてしまうリスクが高まります。
また、振袖でのトイレは通常よりも時間がかかるため、早めの行動が大切です。
式典の開始直前ではなく、余裕を持ってトイレを済ませることで、慌てずに済みます。
袖をクリップで固定し、裾を丁寧に扱うことで着崩れや汚れを防ぎましょう。
まとめ
振袖や着物を着たままトイレを利用する際は、事前にコツを押さえておくことで、着物が汚れるのをを回避しながらスムーズに行動できます。
狭い個室では動きにくいため、広めの洋式トイレを選ぶのがベスト。
袖や裾を固定できるクリップやハンカチを活用すれば、より安心して利用できます。
今回ご紹介した手順を実践して、トイレの心配をせずに着物でイベントを楽しんでくださいね!
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