夏のお出かけにぴったりの浴衣。でも実際に着てみると、「思ったより暑くて汗だくに…」なんて経験はありませんか?
せっかくの花火大会や夏祭り、できれば涼しく快適に過ごしたいですよね。
この記事では、浴衣が暑く感じる理由や、暑さをやわらげる7つの対策をご紹介します。これからの季節、ぜひ参考にしてみてください。
- 初めて浴衣を着て夏祭りや花火大会に行く予定の方
- 「浴衣って実際、暑くないの?」と不安を感じている方
- 暑がりで、浴衣を着るときの熱中症対策を知りたい方
- 小さなお子さまや年配のご家族と一緒に浴衣を着る方
- 涼しげに見えるだけでなく、本当に快適に過ごしたい方
浴衣は本当に暑い?その理由としくみ
「浴衣は風通しが良い」と言われることもありますが、実際は暑さを感じやすい場面も多いもの。その理由は、主に以下のようなポイントにあります。
- 肌着や補正タオルなど、重ね着が多い
- 帯まわりの締めつけで熱がこもりやすい
- 暑さ・湿度が高い夏場の屋外イベントが多い
- 化繊の浴衣は通気性が悪い場合も
特に近年の猛暑では、浴衣の見た目以上に“熱中症リスク”を意識した対策が必要になっています。
涼しく浴衣を着こなす!暑さ対策7選
浴衣を快適に着るためには、いくつかのコツがあります。ここでは、暑さをやわらげるために取り入れたい実用的な7つの対策をご紹介します。どれも簡単に取り入れられる工夫なので、ぜひチェックしてみてください。
① 吸汗速乾の肌着を選ぶ
汗をかいてもすぐに乾いてくれる吸汗速乾タイプの和装インナーは、快適さの強い味方。肌に密着しすぎず、通気性の良い素材を選びましょう。
ワンピース型の和装インナーなども着崩れしにくく便利です。
↓おすすめアイテム!
和装ブラも一体となっているので、この上に浴衣を羽織ればOKです!
② 帯の下に保冷剤を仕込む
熱がこもりやすい帯まわりには、ガーゼハンカチで包んだ保冷剤を入れておくのもおすすめ。
ウエストや背中にあてておくと、じんわり冷たさを感じられます。冷感ジェルシートを使うのも◎。
※長時間肌に当てすぎないよう、直接触れない工夫を。
③ 衿元や袖口にゆとりをもたせる

ピッタリしすぎた浴衣は、風が通らずムレやすくなります。衿元や袖口に少し空間ができる着付けを意識することで、通気性がぐんとアップします。
着付けの際は「抜き加減」や「袖のたるみ」も涼しさのカギです。
④ うなじを出したヘアスタイルにする
浴衣の着こなしで大切な「うなじ見せ」は、実際にも涼しく過ごすポイントになります。
シニヨンやお団子など、首まわりをすっきりさせることで、体感温度も下がりますよ。
⑤ 扇子やハンディファンを活用する
持ち運びしやすい和風扇子や、小型のハンディファンは、暑さ対策の強い味方。
最近は日傘に取りつけられるクリップタイプのファンも登場しています。見た目とのバランスを考えて、使いやすいものを選んでみてください。
⑥ 浴衣の素材にこだわる(綿・綿麻など)
涼しさを追求するなら、綿や綿麻素材の浴衣を選ぶのがおすすめ。
ポリエステル素材はお手入れしやすい反面、蒸れやすさが気になることも。
絽(ろ)や紗(しゃ)といった透け感のある夏素材なら、より涼しげな着こなしが叶います。
⑦ 日傘&日陰を上手に活用する
外を歩くときは、日傘や日陰を味方にして。直射日光を避けるだけでも、かなり涼しさが変わります。
浴衣姿に合う日傘や、レース付きのアイテムなども人気です。
浴衣の日にあると嬉しい!暑さ対策アイテム

「ちょっと暑そうな日だな」と思ったときは、持ち物にも一工夫を。
ここでは、浴衣でのお出かけをより快適にしてくれる便利グッズをご紹介します。
当日の荷物に余裕があるときは、こんなアイテムをプラスすると安心です。
- ミニタオルやハンカチ(汗対策)
- 扇子またはハンディファン
- 冷感スプレー・保冷剤
- ペットボトル飲料 or 水筒(こまめな水分補給)
気温が高い日は、「涼しく過ごす」工夫もコーディネートのひとつです。
特に注意したい方・シーンは?
浴浴衣を着るときの暑さ対策は、すべての人にとって大切なことですが、とくに気をつけたいのは、体温調整が難しいお子さまや高齢の方です。熱がこもりやすい浴衣姿で、炎天下のイベントに長時間いると、体調を崩してしまう恐れもあります。
また、花火大会や盆踊りなどの人混みが予想されるイベントに出かける際も、周囲の熱気によって体感温度がぐっと上がります。さらに、汗をかきやすい体質の方や、暑さに弱い方にとっては、ほんの少しの気温差でも体調に大きく影響することがあります。
こうしたシーンでは、無理をせず、休憩をこまめにとったり、状況によっては洋服に切り替えたりするなど、自分の体と相談しながら楽しむことが大切です。
まとめ|小さな工夫で、浴衣をもっと快適に
浴衣は、見た目の涼しさだけでなく、中身の快適さが大切。
素材・着方・アイテムの選び方を工夫することで、夏の暑さも心地よく乗り越えられます。
暑い季節だからこそ、少しの心がけで「また浴衣を着たいな」と思えるような、楽しい時間を過ごせますように。
コメント